年をとるとこうなる

2022/11/21

一言老いると聞くとネガティブに聞こえます。誰でも、誰でも「孤独」「無力」「依存的」「外見に魅力がない」「頭の回りが鈍い」などと連想します。
死を学習する時、歳を重ね加齢していかないと身につきません。そこに老いがある、老いを感じて知り合いの葬儀に出た時、命のありがたさを痛切に感じます。
頭の活性、通夜葬儀の酒の旨さはここにあるのだとテレビで誰かが云ったのを思い出すます。相手の死を見つめて「命はありがたいものだ」と少し悦べる瞬間があるといいます。
敬老会も老いを祝いところにある。死に近づく事を喜ぶのだから、ポジティブですね。
命日とは命の日と書きます。人間を終えて仏の命を頂た日が命日で、故に年回忌があります。
顎関節症になり、歯医者で歯の噛み合わせの悪さにも気づきます。加齢『齢』は歯に令よわい、つまり歯が弱くなってしまう事に気づき、まさしく加齢重ねて老いの一歩だと思います。
人の心臓は20億回脈をうちます。心拍数を抑えるのには適度な運動が必要とされています。他の動物も5億~10億で、ネズミは3年、像は心拍人の半数で人と同じ寿命があるといわれています。
時間について、過去も未来も無限にあります。太陽と地球の関係、過去から未来へ、未来から過去へと繋がります。記憶と希望のなかで生かされています。
日蓮聖人妙法尼御前御返事には「まず臨終の事を習って他を習いなさい」と仰せです。命を大切にしなさい、そうすれば自ずと信心がふくらみます。法華経にある不惜身命にも相通ずるものです。信心とはお題目の中に全部備わっている、詰まっているのです。老いは怖くありません。悦びながら生き続けましょう。楽しく加齢重ねてもらいたいですね。

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