四つの誓い

2022/11/26

四弘誓願(しぐせいがん)

菩薩が仏道を求めるとき、最初に立てる四つの誓願のこと。菩薩が普遍的に追求すべきものであるとされているため、全ての菩薩の共通の誓願である。上求菩提・下化衆生(上の如来に菩提を求め・下の衆生を化益する)の願は、この四弘誓願をもって要制するという。この原型は「心地観経」功徳荘厳品に説かれているが、このようにはっきりと形になったのは、天台宗の祖・智顗の「摩訶止観」である。

 一 衆生無辺誓願度(しゅじょうむへんせいがんど)
      - 地上にいるあらゆる生き物をすべて救済するという誓願
 二 煩悩無数誓願断(ぼんのうむしゅせいがんだん)
     - 煩悩は限りないが、すべて断つという誓願
 三 法門無尽誓願智(ほうもんむじんせいがんち)
     - 法門は無尽だが、すべて知るという誓願
 四 仏道無上誓願成(ぶつどうむじょうせいがんじょう)
     - 仏の道は無上だが、かならず成仏するという誓願

 

お問い合わせ

お問い合わせやご質問等についてはこちらよりお願いいたします。
また、毎月の鬼子母神講(毎月8日 午後7時)や七面さま講(毎月18時 午後2時~)へのご参加も
心よりお待ちしております。

日蓮宗 妙栄山 法典寺
〒418-0023 静岡県富士宮市山本371-1
Tel.0544-66-8800
Fax.0544-66-8550


pagetop